2019-09-14から1日間の記事一覧

『あちらにいる鬼』(井上荒野著)

『あちらにいる鬼』(井上荒野)読み終えた。静かに、大事に、読んだ。 肌に合う小説とは、目で追う言葉がまるで自分の独白のように、胸の底から吐かれている想いに捉われるものだ。 「あちらにいる鬼」は誰だったのか。男をはさんだ妻と恋人、あちらの女と…