2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

Kバレエカンパニー公演『シンデレラ』

本日、読売新聞朝刊(1/26)に掲載された熊川哲也氏率いるKバレエカンパニー公演『シンデレラ』の広告にプレビュー記事を書かせていただいております。 プロコフィエフのドラマティックな音楽、ペローの深淵な物語が融合した幻想的で華やかな舞台。大人のため…

奥村土牛

「どこまで大きく未完成で終わるかだ」 日本画の大家、奥村土牛(1889−1990)は、 85歳で書いた自伝の中でこう語っている。 その言葉のとおり、どっしりと生き抜き、亡くなる直前まで描き続けた。 代表作となる「鳴門」は70歳、 「醍醐」は83歳の時に発表…

まっすぐ深く

(引用) 「旅とは、目に見える光景やモノにだけではなく、本来は触れることのできないなにかに触れることではないだろうか。したがって、現実世界での距離の移動など、そこでは機能しなくなる。」(堀江敏幸) 胸の深いところに沁み込む一文。 何のために旅…

春の七草

1月7日は七草粥の日。 米一合をたっぷりの水に浸して、 朝一番にお粥が炊けるように仕掛けておく。 炊きあがったお粥に混ぜ込めるように、 七草の小さな葉っぱを刻んでおく。 朝のお粥の優しい塩味は、家族たちの年末年始の疲れを取り、 ほっと一息つかせて…

節目は自分の内に在る

節目は自分の内に在る。昨年は新しい場所に飛び込んだ年であり、 変化は大きかったはずなのに、 それは今までの経験の積み重ねが自分の中から溢れだしたような、 ごく自然な流れであったことに気付く。 大晦日から新年のへと移り変わる時を、お節の支度に追…