ほんとうに大好きなもののことは 恥ずかしくて言葉に出せない。 それは自分に欠乏しているものだから。 叫びたいほどの想いは 胸の内を満たすのではなく 真空にしていく。 どうしようもなく 好きなものに捉われてしまうのは 嬉しくて 哀しい。
カラヤン指揮、ベルリン・フィルによる ブラームス「交響曲第4番」を聴く。 気持ちが千々に乱れるときは この聴き慣れた音楽を手に取ってしまう。 重厚な音楽を流麗に響かせ 滑らかに前進していく。 洗練された弦は 怜悧な肌触りを持つが その澄み切った音の…
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