2011-11-09 線路は続く 山手線の窓から、新幹線が目に入ったとき、ふらりとそれに乗って、どこかに行ってしまいたいとよく思う。 隣に伸びる線路は、遠くのどこかに続いている。次の駅でひょいと乗り換えるのは容易いことだ。 行った先の保証は何も無い。でも、今の暮らしの先にも、じつは同じように何も無いのかも知れない。 現実の生活を、未来への保険だと言い聞かせて、過ごすようになったのは、もうずいぶん前からだ。 どの道のりも険しいのなら、好きな道を選べばいい。 乗り換える駅は目前だ。