パセオ講座「三枝雄輔とフラメンコ!」初回終了♪

パセオ講座「三枝雄輔とフラメンコ!」初回終了しました!

言葉と実践によって、こんなにもフラメンコの面白さを実感したことはなかったような気がします。
まず雄輔さんがシンプルな1拍子のパルマを叩き続けながら、そこに雄輔さん自身の想いを、全身を使ったいろんなやり方で乗せていきます。ハレオ、口拍子、足拍子の意味が際立っていく。1拍子の連続の中に音楽が生まれ、その波に引き込まれました。

そして、受講者の方ひとりひとり順番に、同じようにパルマを叩いてもらう。気持ちを込めてそれを発信させながら。雄輔さんは裏拍子やハレオを自在に入れながら、ひとりひとりの発信に応えていきます。初心者、経験者、それぞれテクニックは違っていても、何よりも想いが入っているかどうかを大切にして進めていきます。雄輔さんとの1対1のパルマに、その人ならではのフラメンコの空気が生まれてくる。

自分のパルマだけに気を取られてしまいがちな人には、「自分ひとりに閉じこもらないで、共有しよう!と考えて」
緊張している人には、「音を楽しまなければ、楽しくさせなければ、音楽ではないんです」
ムズカシク考え込んでしまった人には、「子供に戻ろう」

ひとりひとりの注意点は、皆にフィードバックされ、その解放感で場がひとつとなる。
散りばめられた雄輔さんのフラメンコ語録は、単に言葉として浮いてしまうことなく、すべてが、フラメンコって楽しい!という実感に結びつく。

CDの聴き方も目からウロコでした。「自分も参加している気持ちで、いっしょにやってみる」ということ。ブレリア(ランカピーノ)を聴きながら、雄輔さんがパルマを叩き、12拍子のうねりを全身で表してくれることで、ワクワクのツボを感じることができた嬉しさ! ああ、こうやって聴くのかと。

「五感を大事に」
雄輔さんが何度も口にしたこの言葉の意味を全身で体験できた、フラメンコにもっと近づけるヒント満載の講座でした!

次回は未定ですが、決まり次第、お知らせしてまいります。

雄輔さん、参加された皆さま、どうもありがとうございます!