3か月目の行方

4月からパートタイムで働くようになりました。
チェーン展開している
コーヒーショップの店員です。

食べ盛りの息子三人を抱える肝っ玉母ちゃんとしては
当然の選択と思いつつも、
こんなオバチャンを採ってくれた店にも
そして来てくださるお客さまにも
感謝あるのみです。

「ありがとうございました」
「またお越しくださいませ」
どの言葉も
形でもマニュアルでもなく、
心からそう思う気持ちを声に出しています。
働いている方は誰もが同じ想いを持っていらっしゃることでしょう。
想像していたことがすべて実感となっています。

試用期間もありましたから
3か月無事に経ったら
この日記に書こうと思っていました。
物覚えの悪さと格闘しつつ
明日なんとか3か月目を迎えるという6月最後の日、
やっと日記に書けるなあなどと考えていたら
店長から、この店舗が閉鎖になるという通達があったのでした。
ハニワ顔になっていくのを自覚しながら
どうすることもできませんでしたが、
今後の希望を聞かれたことに対しては
もちろん他店舗で継続していきたいと
それだけははっきりと答えたのでした。

今日になって入った続報は
閉店になる理由は売上等の問題ではなく、
ビルのオーナーとの契約上の問題であるということと、
閉店は8月の末ということ。
受け入れ先は未定だそうで、
ベテランの先輩方は難なくクリアされそうですが、
私のような新米のペイペイはいったいどうなるのか
希望は出しているものの
見当もつきません。

意外なことに、
おおそう来たか、という心境を
自分の中に発見できたことは
ある種の救いかも知れません。
きっとこれが年の功というものなのでしょう。

系列の店に行くにしても
ゼロから就活するにしても
いずれにせよ、
この数か月の間にやって来たことを
つなげていきたい。

人間万事塞翁が馬は続く……