ディエゴ・ゴメス カンテソロライヴ

ディエゴ・ゴメスのソロライヴ、
詩を編むようなカンテを堪能しました。

息の長い声、確かな音程、豊かな節回しで
歌い紡いでいく世界は、誠実なフラメンコ愛に満ちていた。
ほどよいユーモア、滲みでるペーソス、
大きな身体を響かせながらも、力みのないフラメンコは
どこまでもエレガント。

クライマックスとなったティエント・タンゴスには
暖かな包容力があり、自然と心を解放させて陶酔していた。

繊細な優しさは、たくさんの哀しみで出来ている。
そんなことに気付かせてくれる、ディエゴ・ゴメスの歌声。


パセオフラメンコライヴVol.032
ディエゴ・ゴメス カンテソロライヴ
ディエゴ・ゴメス(カンテ)
尾藤大介(ギター)
齊藤綾子(パルマ
松橋早苗(パルマ

2016年9月8日(木)
高円寺エスペランサ