フラメンコロイド ライヴ

パセオフラメンコライヴVol.039
フラメンコロイド ライヴ
熱くて超楽しいフラメンコライヴ! 
まるで鼻歌のような軽やかさで放たれる松村哲志さんのギターは
ズシンと重いプーロ・フラメンコの筋が通っている。
そしてあべまことさんと高橋愛夜さんの引き締まったパルマ
パワフルでシックなカンテ。
年間100本、全都道府県を網羅した上、海外でも活動し、
先日韓国から帰国したばかりという
エネルギッシュなライヴ経験に裏打ちされた
フラメンコロイドの3人の息の合ったチームワークは
爽快な三位一体を生み出す。
彼らの求心力に満ちたMCによる観客との対話で、
高円寺エスペランサはまさに一体となって愉快に盛り上がる。
終演後の、あべまことさんの言葉が忘れられない。
「感想とか印象とか、誰にどんな言葉で捉えられていたとしても、
そんなことじゃない。
僕たちのやっていることは、積み上げの効かないもの。
地方や海外でまったく見知らない人たちが、
僕たちのライヴに来てくれたり、足を止めてくれたりする。
その時の彼らの表情、
その表情をもっといいものにすることがすべてなんです」
その瞬間に生まれるものを掴んでいく本物のフラメンコ。
自己満足なんぞには絶対陥ることのない、
生きているフラメンコを放ち続けるフラメンコロイドに
これからも何度も浸りたい!

12月8日(木)
高円寺エスペランサ
フラメンコロイド
松村哲司(ギター)
あべまこと(カンテ/パルマ/パーカッション)
高橋愛夜(カンテ/パルマ