浅草橋スペインバル『ラ・バリーカ』リニューアル・オープン

本格スペイン・バルとして定評のある「ラ・バリーカ」が、美味しさはそのままに、タブラオとして生まれ変わりました。 

そのこけら落としライヴが、5月27日、開催されました。バイレに屋良有子さん、佐藤哲平さん、タマラさん、加藤明日香さん、ギターに栗原武啓さん、カンテに瀧本正信さん、クーロ・ヴァルデペーニャさん、ヴァイオリンに三木重人さんという豪華な顔ぶれが揃い、熱く盛り上がりました。

これまでもレストラン・スペースを利用してライヴは行われていましたが、もっとフラメンコを楽しむ場にしたいという願いから改装に踏み切り、ステージを常設しました。そして照明、音響にもこだわった、クラシックな雰囲気の親しみやすいタブラオ空間が実現。地下で行われるライヴの様子は、1階のモニターにも映し出され、食事しながらリアルタイムでショーを楽しめるようになっています。また歩道にもモニター画面が向けられ、道行く人たちにもフラメンコショーに気付いてもらえる仕掛けになっていて、フラメンコを広めたい!という想いが伝わります。
 
「ラ・バリーカ」管理人さんが、会場の笑いを取りながらも、熱い挨拶をされました。
「フラメンコにはまる人って、フラメンコ1本で頑張る人、人生の大半の時間を費やし、お金を費やし、それでもフラメンコをもっと上手になりたい、と、すごく頑張っている方ばかりで、そこに惹かれています。そういった中で、私も何かフラメンコに協力できないだろうか、という想いで、この『ラ・バリーカ』に新しいステージを作りました。
どういうタブラオにしていきたいかをいつも皆と考えていますが、ひとつのキーワードとして「踊り手にやさしいタブラオ」にしよう、と。ライヴを主催する立場の踊り手さんは、集客のみならず、会場を取らなきゃならない、カンテやギターの方たちのギャラも考えなくてはならない、と、すごく大変。そんな踊り手の方たちに喜んでもらえるような場を創りたいのです。
それからもうひとつ、これまでタブラオは、中央線沿線や高田馬場など西側には多いけれど、東側には少なかったので、ここ『ラ・バリーカ』が“東の拠点”となって、フラメンコ界を広げ、支えていきたい。どうか新生ラ・バリーカをよろしくお願いします」

コーディネーターの深沢美生さんは「私が踊り始めた頃は、研究生が発表する場が無かったので、若い人たちに場をどんどん提供していきたい。そして若手もの方もプロの方も、垣根無く、みんなでいろんなことをやっていきたいのです。踊りだけではなく、音楽や文化も、ここから“スペイン”がもっと広まればいいですね」と笑顔で語られました。

今後もライヴを増やしていく予定なので、気軽にお問合せを。
“東”からフラメンコの新しい風が吹いて来たことを感じます。

JR浅草橋駅東口徒歩2分
定休日:無し
電話03−5809−1699