2012-01-01から1年間の記事一覧

ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ氏が

敬愛するバリトン歌手ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウ氏が 今朝86才でお亡くなりになったそうです。 『冬の旅』を今聴いています。 学生のころから寄り添ってくれた 私にとって心のともしびのような歌です。 ご冥福を心からお祈りいたします。 h…

へブラーによる「フランス組曲」

バッハ:フランス組曲アーティスト: ヘブラー(イングリッド),バッハ出版社/メーカー: マーキュリー・ミュージックエンタテインメント発売日: 1992/09/26メディア: CD クリック: 2回この商品を含むブログを見る イングリット・へブラーのバッハ「フランス組曲…

ポリーニとティーレマンによるブラームス「ピアノ協奏曲第1番」

ブラームス:ピアノ協奏曲第1番アーティスト: ポリーニ(マウリツィオ),ブラームス,ティーレマン(クリスティアン),シュターツカペレ・ドレスデン出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック発売日: 2011/11/02メディア: CD クリック: 10回この商品…

ローザンヌ国際バレエコンクール

2月に開催された第40回ローザンヌ国際バレエコンクール本選の模様をテレビ録画で観た。 17歳の菅井円加さんが最高得点で入賞したことはニュースでも大きく取り上げられた。 コンテンポラリー賞とのダブル受賞というのは本当に素晴らしい。 関係者のイン…

バリシニコフ『PLACE』

M.バリシニコフ&A.ラグーナ 「PLACE」 [DVD]出版社/メーカー: 日本コロムビア発売日: 2012/04/25メディア: DVD クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る バリシニコフ出演のモダンバレエ『PLACE』のDVDを観た。 マッツ・エックがミハイル・…

61歳のバリシニコフ

うわっ! 61歳のバリシニコフ! 4月25日リリースのDVDだそうです。 マッツ・エックのコンテンポラリー作品を踊っています。 予告映像が嬉しい♪ http://columbia.jp/prod-info/COBO-6276/ 映画『ホワイト・ナイツ』で一躍有名になったミハイル・バリシニコ…

やるのは今

やりたいことは、そう思ったときにやってみよう。 そんな風に思うようになってきました。 まだ準備が足りない、といって先送りしてしまうのは言い訳だった。 準備なんかいつまでたっても整わないものだということに気付きました。 今できるところから始める…

ビセンテ・アミーゴ リサイタル

ビセンテ・アミーゴのリサイタルに行ってきました。(於:すみだトリフォニーホール 3/16) ギターの専門的なことは分かりません。でも、現代のフラメンコを肌で感じることのできた素晴らしいひとときでした。そういう感覚が持てたことを素直に嬉しくお…

ゴヤ展

ゴヤ展に行ってきた。 絵画は本物に触れなければその真価は分からないものだが、 ゴヤの絵は、とくにそれを実感した。 今回の目玉となっている「着衣のマハ」の生々しさは、 印刷物などでは、絶対伝わってこない。 そしてこの絵は、距離を置いて鑑賞するだけ…

どっしりとベートーベン

近所のCDショップで、 エミール・ギレリスによる、 ベートーベンのピアノ・ソナタ『熱情』をみつけて、購入。 『悲愴』『月光』がカップリングされている。 『熱情』とくに第1楽章の、強靭な意志で上昇していくアルペジオは、 聴くたびに、私に勇気を与え…

憧れの作家、吉行淳之介さん

人を惚れさせる男―吉行淳之介伝作者: 佐藤嘉尚出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/04/01メディア: 単行本 クリック: 34回この商品を含むブログ (10件) を見る 私は生まれるのが遅すぎたのが悔しい。 今頃恋したって、すでに吉行淳之介さんはこの世界にいな…

フラメンコする理由

(引用) 「哲学書が難しいと言われる根本の理由は、哲学が ”私” ”人間” ”世界”を俯瞰することを拒否したところで思索しているからなのではないかと私は思う。 哲学者はそれらが俯瞰できない対象だからこそ思索する。それゆえ、思索に費やしたプロセス全体し…

吉行淳之介「技巧的生活」読了

ゆみ子の、想像妊娠までしてしまうほどの油谷への焦がれるような想い。 その、思い詰めるほど愛されていたということ自体にのみ喜びを感じ、 またゆみ子によって不能から回復した喜びを優しさに変える油谷の寂しさ。 体は交わっても、精神はいつまでたっても…

腹が立つわけ

腹が立って仕方がない、と嘆いていた友人に、 それは相手に期待しているからだよ、と言ったことがあった。 後になって、それでは私は誰に対して腹を立てているだろうかと考えたら、 それは、自分自身に向けられることが多いと気付いた。 そんなに自分に期待…

今という時

(引用) 「反省や後悔とともに、 今が3月11日の前日かもしれないという気持ちを持つ大切さ」 新聞を読んでいて 作家の川上未映子さんのこの言葉が目に留まり はっとさせられた。 心を込めて日々を過ごそう。 心の中を満たして それが溢れるように行動し…

新しい年に

ブラームスの交響曲第1番を聴いて一年を締める。 というつもりが、新しい年を迎えていました。 この若い理想と自意識の葛藤の塊のような交響曲が、 大好きだった時期もあったのだが、 その重苦しさから、ここ数年意識的に遠ざかっていた。 それがまた昨年の…